50代から、私を整えるヒント　第6回

50代は心身ともに大きな変化が訪れる時期。

更年期による不調に戸惑うこともありますが、そこには自分を見直す大きなチャンスも隠れています。

完璧を求めず、できることから取り組むヒントをまとめました。

ゆらぐ心と体に、できることから

50代に差し掛かると更年期の影響で心や体に予想外の変化が起きるものです。

気分の落ち込み、ほてり、だるさ、眠りにくさ…。こうした揺らぎは自然なものですが、だからこそ「どう向き合うか」が大切です。

今回の記事では、完璧を目指さず“できることから”始めるケアのヒントをお伝えします。

更年期の症状は人それぞれ。
汗が止まらない人もいれば、気分が沈んで何もやる気が出ない人もいます。

ですが、まず「これも自分の体の大切なサイン」と受け止めることがスタートです。

無理に頑張るより、調子が悪いときは休む勇気を持ちましょう。家族に説明して協力を得るのも大切です。

疲れやすさや不眠には、毎日のリズムを整えることが有効です。

朝に軽いストレッチを入れる、湯船に浸かる、白湯を飲むなど、小さくて無理のない習慣から始めると心身が整います。

お気に入りの白湯マグやリラックスグッズをみつけて、生活に取り入れてみましょう。

更年期は心の揺らぎも大きくなります。突然涙が出る、理由もなくイライラする…。

そんな時は「感情を出してもいい」と許すこと。

ノートに気持ちを書き出したり、ハーブティーやアロマで深呼吸するだけでもリセットできます。

心の声を無視せず、寄り添う習慣を大切にしましょう。

更年期の不調は、他人と比べても答えが出ません。自分のペースで良い、と意識しているだけでも随分と気持ちが軽くなります。

SNSから少し離れる時間を作るのもひとつの方法です。
他人と比べることで余計に落ち込む悪循環にはまらないように。

自分の体調も感情も“今の自分”として受け入れ、そのペースで進めばいいのです。

SNS断ちや、人づきあいの距離感を調整するのも立派なセルフケアです。

更年期のゆらぎは、自分を労わる大きなきっかけ。

がんばりすぎず、一歩ずつできることを大切に。

優しい習慣を積み重ねることで、50代の暮らしがもっと自分らしく、心地よいものに変わります。